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夏の日の贈り物



真夏の夜、8月に誕生日を迎える子どもの誕生会も兼ねて、花火をしました。

子ども達の中には、家族でこうやって花火をした経験がない子もいます。

水着を買ってもらえず、学校でのプールですら入ったことのない子がいます。

家族旅行を経験したことのない子がいます。

若葉で安心して暮らしていく中で、ひとつひとつの経験を重ねて、それらがこれからの人生への贈り物になることを切に願っています。








ドアを開けると、明るいピンクのマット。自立していった子が若葉にプレゼントと贈ってくれました。

若葉開設前から施設長が支援をしていた彼女は、開設と同時に入所してきた子でした。

若葉での1年半の生活を終えて一人暮らしを始めています。時折、訪ねてくるときには「みんなに」とアイスをたくさんお土産に持ってきてくれ、生き生きと「ちゃんとしてるよ」と教えてくれます。職員は「どうしてるの?」と思わず矢継ぎ早に質問をしてしまうのですが、出来ていないことも笑って報告して、いい顔をしています。あー大丈夫だな、と安堵しています。

刺すような日差しの戸外から、ドアをあけて若葉に戻って来ると、明るいピンク色のマットが「おかえり、今日もおつかれさま」と今日一日の疲れをいやしてくれます。




8/19の落語会、お申し込みが増えてきました。

このカンカンな日差しの中ではありますが、爽快な笑いで暑さを吹き飛ばしに来てください。ご参加お待ちしております。


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