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ディズニーシー、初体験!

酷暑の夏が終わり、ようやく秋の風が吹き始めましたね。

7月末に新たに高校生の入居者を迎え、総勢6名での賑やかな毎日を過ごしています。

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さて、そんな今年の夏は、また特別な思い出ができました。

1昨年にひきつづき真如苑様の自立援助ホーム支援助成に応募し、ディズニー旅行が実現しました。夏には定員の6名になることを見込んで今年のはじめに応募しましたが、受験生も半数いてどうなるのか職員はドキドキしながら準備を進めていました。

子どもたちの希望で、今回はディズニーランドではなく、ディズニーシー行きとなりました。


8月のある日、ついに6人全員が元気に出発!


若葉にきた子どもたちは、少しずつ幼少期の思い出を語ってくれますが、その中で「家族旅行をしたことがない」という子が多いことに気づきました。

予算の関係で、全員を宿泊旅行に連れて行くのは難しい現実もありますが、虐待やネグレクトを経験した子どもたちには、何の非もありません。

また、こういった旅行がなければ外泊できる先がありません。

彼女たちの未来を支えるために、一生の思い出となる体験をさせてあげたいーそんな思いから、この旅行を企画しました。


東京観光の自由行動と、ディズニーシーの丸一日とを、6人全員が満喫してきました。

1昨年にもディズニー旅行をさせていただきました。今回は少し平均年齢が下がったため自由行動の内容や集合時間にちゃんと集まれるのかなど心配は尽きなかったのですが、テレビでしか知らなかった土地に行き食べ歩きをしたりショッピングをしようとして物価の高さに驚いたりしながらも、行きたいところに行け大満足な旅行となりました。


また、大阪万博や、プロ野球観戦など、ご支援いただく方々からチケットをいただき、楽しんでくることが出来ました。

夏の後半には、昨年に引き続きY様が出張バーベキューをしてくださいました。若葉の庭でお肉も野菜もご用意いただき、美味しく楽しい夜になりました。この日は、退所した子も遊びに来てお肉も花火もおしゃべりも、いっしょに楽しみました。

酷暑の毎日でしたが、夏を存分に楽しんだ子どもたちでした。


楽しい夏休みの直前には、尼崎の女性センタートレピエさんのご協力を得て性教育講座を開きました。わかっているようで、わかっていない性の知識を正しく教えていただくことが目的でしたが、それには男女関係のほどよい距離感や相手への思いやりなどがなければ良い関係が築けません。そんなことが腑に落ちる、とても有意義な時間でした。

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そして、夏休みが終わるころ若葉会議を開きました。職員と子どもたちが一つのテーブルを囲んで話し合いました。まずは、お風呂問題です。毎日学校・バイトを頑張っているので、門限の22時前後は帰宅ラッシュとなります。帰ってきてご飯を食べて少しゆっくりしていると、時間差で次の子が帰宅してきます。お風呂は一つなので、段取りよく入らないと6人が入りきれません。お風呂の前後に洗濯機を回して自分たちで干しているので、お風呂のタイミングによって、洗濯出来ない子が出てしまうといった事態となっていました。この大渋滞時間をどうするかが、今回の主な議題でした。

リビングでの携帯の使い方も、永遠の課題のように議題となりました。

猫を飼うことでみんなの気持ちが癒されるんだと日頃から熱く主張してきたKちゃんの、ペットを飼いたい、という希望もあがりました。

ドーナツを食べながら、いろいろなことを決めました。

ここ数か月のみんなのフラストレーションが解消された?でしょうか。


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振り袖を着たい、という子どもの願いに、NPO法人セーフティベースさんのご尽力で呉服屋さんがご協力くださって、振り袖を着て写真に納まることができました。

Hちゃんは3人目の振り袖姿となりました。

いつも応援ありがとうございます。


今年の若葉は受験生が4人です。

親からの援助などはほぼ無い中での進学です。

みんな、悩みながら進路を決めていっています。

そのうちの一人、Nちゃんは7月の末に若葉に入所してきました。

それまで、家族の生活を支えていた彼女は大学進学など考えられない生活だったと言います。

若葉に来てから、地域に根差したアットホームな学習塾さんに通い始め、奨学金申請などを職員がフォロー、高校とも連絡を取り合い無事に進学の目途を立てることができました。

将来は、困っている誰かに寄り添える仕事をしたいと夢を描いています。


盛りだくさんの夏が終わり少し涼しくなり、ようやく秋が来たようですね。

寒暖差が大きいので、皆様お身体ご自愛ください。

いつもご支援ありがとうございます!


 
 
 

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